外壁

外壁リフォームの主な方法は「塗装(塗り替え)」「カバー工事」「張り替え」の3つです。
ナニワルーフはいずれの方法にも対応しております。どのリフォーム方法が良いかは、お施主様のご希望やご予算を踏まえた上で、建物自体の築年数や構造、外壁の種類や劣化度合いなどトータル的に考慮してご提案させていただきます。

主なリフォーム方法の比較

ご参考までに、3つのリフォーム方法の比較をご案内します。※下記はあくまでも一般論です。例外もあります。

塗装カバー⼯事張り替え
施⼯⽅法既存の塗装の上から新しい塗装を施す。既存の外壁の上に新しい外壁を重ね張り(カバー工法)。既存の外壁を解体・撤去して新しい外壁を施工。
施⼯費⽤最もリーズナブル。張り替えに⽐べれば安い。解体・撤去、廃材処分費用もかかるため最も高額に。
メンテナンス費⽤10年〜20年サイクルで塗装が必要になるため、長期的なメンテナンス費用は高くなりがち。新品の外壁を重ねるため、長期的なメンテナンス費用は塗装に比べて安くなる。外壁は新築と同様のため、長期的なメンテナンス費用は最も安くなる。
デザイン塗料の色を豊富な中から選べる。ただし外壁の質感は変わらない。外観をガラッと変えることができる。壁材やデザインも多くの中から選べる。外観をガラッと変えることができる。さらに、カバー工法では選べない壁材も選べる。
機能外壁自体の機能は変わらない。高機能な塗料を選べば耐候性や防カビ・防汚などの機能が付加されるが、塗料価格が高くなる。外壁自体の機能が向上する。(選ぶ外壁材の機能による)外壁自体の機能が向上する。(選ぶ外壁材の機能による)
外壁だけでなく建物の構造体の補強・補修工事なども同時に行うことが可能。
注意点外壁自体が脆くなっている場合は塗装不可(塗装しても意味がない)。
特殊コーティングが施された「難付着サイディング」には通常の塗装はできない。
外壁が二重になるため建物全体の重量が増す。耐震性リスクにより、窯業系サイディングなどの重い壁材は重ねられない。

「塗装」「カバー工事」「張り替え」のいずれにも対応する壁材

下記はナニワルーフが対応する主な壁材です。既存の壁が下記であれば基本的には「塗装」「カバー工事」「張り替え」のいずれも可能です。

※劣化度合いなどによって塗装やカバー工事では対応できない場合もございます。

モルタル

窯業系サイディング

金属系サイディング

樹脂系サイディング

木質系サイディング

ALCパネル

トタン等の板金

その他、古い板張り壁のリフォームもお気軽にご相談ください。

今すぐ外壁リフォームをするべき? まだ早い?

外壁リフォームを行うべき時期は、一般的に「築30年」が目安とされます。新築時から30年以上、塗装などの全体的なメンテナンスをしておらず、下記のような劣化症状が見られる場合はご相談ください。

チョーキング現象

外壁を触るとチョークの粉のようなものがつくのは、塗膜の劣化症状で「チョーキング現象」と呼ばれています。塗料に含まれる合成樹脂が分解され、粉状になった顔料が塗装の表面に出てきている状態です。建物の外回りの塗装(外壁塗装や屋根塗装など)は、紫外線や雨から建物を守る役割を担っていますので、チョーキング現象が見られたら塗り替えを検討するべき時期であると言えます。

ヒビ、反り、錆、カビなど

見た目に現れる劣化のサインは様々です。壁材によっても異なります。

  • ひび割れや、欠け
  • ボードの反り、継ぎ目のシーリング(コーキング)の剥がれや縮み
  • 苔やカビ
  • 金属壁であれば錆や穴あきなど

劣化箇所が多い場合や劣化が顕著な場合は、早めに具体的な検討をお勧めします。

外壁塗装

費用を抑えてリフレッシュ。塗料を選べばメンテナンスの頻度を減らすこともできます

外壁リフォームの方法として最もポピュラーなのが「塗装」です。費用を抑えて外観をリフレッシュするとともに、紫外線や雨などからお家を保護する塗装の性能を更新することができます。塗料の色の選択肢が豊富なのも魅力です。

塗装は外壁自体を新しくするわけではないので、リフォームというよりはメンテナンスの意味合いが強いです。

サイディングやALCパネル、板金壁にも塗装が施されていますので、カバー工法や張り替えで外壁自体を新しくした場合も、新しくした外壁材の耐用年数を過ぎた時点から基本的に塗装によるメンテナンスが必要になってきます。

塗装のみでメンテナンスしていく場合は、一般的に10年〜20年を目安に塗り替えが必要になってきます。

近年では紫外線で劣化しない塗料や、防カビ・防汚機能を備えた塗料など様々な高機能塗料も続々と開発されていますので、耐用年数の長い高機能塗料を選ぶこと、また環境に応じた塗料を選ぶことでメンテナンス頻度を減らすことも可能です。

※塗装工事は協力会社の経験豊富な職人が施工します。主な協力会社は株式会社ジューワ、AR技建、川口工業です。

使用する塗料について

ナニワルーフでは「エスケー化研」「日本ペイント」「関西ペイント」の外壁用塗料を使用しております。

主な種類
シリコン塗料比較的リーズナブルで価格と耐久性のバランスが良く、バリエーションも豊富。最もスタンダードな塗料です。
ラジカル
制御塗料
塗料に含まれる顔料や樹脂を劣化させるラジカルの発生を制御。チョーキング(塗膜劣化)を抑制するため耐用年数がシリコン塗料より長めです。
フッ素塗料フッ素樹脂を配合した塗料です。耐候性、耐熱性、耐水性が高く、防カビ・防藻効果もある高性能な塗料です。
無機塗料紫外線による劣化が少ない無機物(セラミックやガラスなど)を主成分とする塗料です。高価ですが耐用年数はトップクラス。
クリア塗料無色透明なので、木質系サイディングなど、元の外壁の柄や質感を活かしたい場合に用いられます。クリア塗料にも様々な機能をもつ商品があります。

外壁カバー工事・張り替え

近年人気が高まっている「カバー工法」

「カバー工法」は既存の外壁の上に新しい外壁材を重ね張りする方法です。既存の外壁の表面に胴縁という下地材を打ち、新しい外壁(主にサイディングボード)を取り付けます。
張り替えに比べると費用が安く、まるで新築のようにイメージチェンジできるとあって、近年ニーズが高まっています。

カバー工法で重ねる外壁材としては、金属系サイディングがお勧め

カバー工法でよく選ばれているのは金属系サイディングです。
金属系サイディングは軽量なため、外壁が二重になることによる重量増を最小限に抑えることができます。金属とはいえ錆びにくく、他の外壁材で起こるひび割れの心配も少ないといった頑丈さも魅力です。

また価格が手頃で、カラーも豊富、デザイン的にもスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
デザインはお好みによりますが、金属製サイディングは機能性、初期コスト、メンテナンスコストのいずれも優秀なバランスの良い外壁材であると言えます。

窯業系サイディングにこだわるなら張り替えを

日本で用いられる外壁材の中で最も多くのシェアを占めているのが窯業系サイディングです。外壁材の中でもカラーやテクスチャーが多種多様で、デザインの自由度が高く、価格も一般的に金属系サイディングよりもリーズナブルです。

そのようなことから人気があるのですが、カバー工法で重ねる壁材としては選べない外壁材となります。窯業系サイディングはセメントを主原料としており、カバー工法では重量オーバーとなるためです。

よって窯業系サイディングへのリフォームは張り替えでの対応となります。

なお、張り替えや新築で窯業系サイディングを選ぶ場合、メンテナンスについて少々注意点していただきたい点があります。セメントを主原料とする窯業系サイディングは外壁材そのものに耐水性能がなく、表面の塗料およびボードの継ぎ目を埋めるシーリング(コーキング)が耐水性能を担っているため、定期的な塗り直しやシーリングの修理・取り替えといったメンテナンスが欠かせません。金属系サイディングに比べるとメンテナンスのスパンが短くなる傾向があります。

ナニワルーフは外壁材ごとのメンテナンス性についてもしっかりご説明させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

注目の外壁材をご紹介!

ナニワルーフが取り扱う主な外壁材の中で、特に注目度の高い人気の外壁材をご紹介します。

施工例:戸建て住宅の外壁リフォーム(カバー工法)

古いモルタル壁を補修して、金属系サイディングを施工。一気にスタイリッシュな外観へリフレッシュしました。

外壁工事と同時に、屋根の塗装、雨戸戸袋の塗装、雨といの掛け替え、ベランダ波板の張り替え、庇板金の修理など全体的なリフォームを実施しました。

施工例:工場・倉庫の金属壁の施工

倉庫や工場の外壁リフォームには、主に、ガルバリウム鋼板を外装用にデザイン加工した製品を用いています。

元々は工場と住宅が引っ付いた構造になっており、住宅部分が取り壊された後、ナニワルーフにて工場側の外壁を補う工事を行いました。取り壊しの際に残された木材をきれいに切断し、新たな柱を立て、壁下地を施した上でガルバリウム鋼板壁材を張りました。

こちらは倉庫の外壁の施工例です。既存の壁(木材)の表面に下地を作り、ガルバリウム鋼板壁材を取り付けました。

他にも、木目調の壁材やガルバリウム波板など様々な材料を取り扱っています。
大規模なサイディング工事の実績もございますので、安心してお任せください。

部分補修

大々的なリフォームも良いですが、気になる箇所のメンテナンスをこまめに行い、健全性を保つことも大切です。フットワークの軽さが持ち味のナニワルーフにお任せください。

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