外壁・屋根・付帯部塗装

施工前写真
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施工後写真

守口市にある築25年の戸建て住宅の外壁・屋根のリフォーム工事を行いました。

お客様は外壁のサイディングが浮いてきたことが気になり、お知り合いづてにナニワルーフへご相談くださいました。
現地調査したところ、サイディングが浮いているだけでなく、そこから雨水が侵入し、下地が腐食している状態でした。

 

【補足説明:縦張りサイディングでよくある下地の腐食について】

外壁サイディングには「縦張り」の製品と「横張り」の製品があり、縦張りか横張りかによって、サイディングの裏側に施工する下地(木材)の向きが異なります。
一般的に、サイディングが縦張りなら下地は横向き、サイディングが横張りなら下地は縦向きになります。

下地はサイディングを釘留するためだけでなく壁内に通気層を設けるためにも必要なのですが、年月が経ちサイディングが浮いてくると、通気層に雨水が入り込んでしまうことがあります。下地が縦向きであれば雨水は流れて溜まることはありませんが、下地が横向きであれば雨水が流れず下地に溜まってしまいます。

つまりサイディングが縦張り(=下地が横向き)であれば、サイディングが浮いたり割れたりした場合に侵入した雨水によって下地が腐ってしまうリスクがあるということです。腐食が進むと窓枠などから屋内への雨漏りに至ることもあります。

実際にそういった事例が多いことから、最近では木製下地の代わりに金属製のスペーサーを用いるなど色々と工夫されています。

しかしながら、旧来の工法が完全に廃止されたわけではなく、比較的新しい築10年ほどのお宅でも同様のトラブル事例がありますので、気になる方はご自宅のサイディングをチェックしてみてください。
サイディングが縦張りか横張りか、見た目では判断がつかない場合もありますが、サイディングが浮いている場合は早めに対処されることをおすすめします。

* * *

お客様のお宅の外壁サイディングは縦張りでした。浮いているサイディングを剥がしてみると、やはり下地が横向きに設置されており、腐食がひどい箇所がありました。

根本的に解決するにはサイディングを全部剥がして下地からやりかえるのが一番ですが、費用がかなり高額になってしまいます。

お客様のお宅は約200平米と広めで施工面積も大きくなりますし、今回は屋根のリフォームもご希望でしたので、ご予算を考慮し、外壁は既存のサイディングを補修して塗装(傷みがひどい下地は交換)、屋根も葺き替えではなく塗装でのリフォームをご提案しました。

外壁工事は下記の手順で行いました。

  • 浮いているサイディングの内部状況を確認し、腐食がひどい下地は撤去して新しいものに交換。
  • サイディングを剥がした際に欠けたところをパテで埋め、浮いたサイディングの全てを釘留め補強。
  • サイディングの継ぎ目に施された目地(シーリング)を全て打ち直して防水性を確保。
  • 全体を塗装して完了。外壁のカラーも一新しておしゃれにリフレッシュしました。

屋根は金属屋根(ガルバリウム鋼板)で、経年により塗膜の耐久性が落ちていましたので、塗装し直しました。その他、付帯工事としてシャッターボックスの塗装と雨といの塗装を行いました。

お客様からは、「作業も丁寧で掃除もきれいにしていただいた」と感謝の言葉をいただき、励みになりました。ありがとうございました!

施工地域大阪府守口市
築年数25年
施工内容詳細

外壁
①浮いたサイディングを釘留め補強(腐食のひどい下地は取り替え)
②目地シーリングの打ち換え
③サイディング・雨とい・シャッターボックス塗装

屋根
①ガルバリウム鋼板屋根を塗装

施工期間28日
施工費用(概算)150万円(税別)
費用内訳
  • 外部足場工事 30万円(税別)
  • サイディング補強 10万円(税別)
  • シール工事 20万円(税別)
  • 塗装工事 80万円(税別)
  • 雑工事 10万円(税別)

お客様の声

作業も掃除もきれいにして頂きありがとうございました。

お客様アンケート

お客様アンケート

工事写真

縦張りサイディングの一部が浮いている状況
腐食のひどい下地を撤去
新しい下地を設置
外壁目地シーリングの打ち換え
浮いたサイディングを釘留め補強した上で、外壁全体を塗装
付帯部塗装
ガルバリウム鋼板屋根を塗装
屋根塗装完了